グリーンモビリティシステム

下記の製品開発を中心とした排気系システムの進化を通して、環境にやさしいクルマづくりに貢献していきます。

モジュラーマフラー

数種類の標準化されたマフラーの開発・設計を行い、それらを組み合わせることにより、多車種へ対応できる本製品の開発に取り組んでいます。
新消音構造によりマフラーを小型消音化します。
また、車種をまたいで製品を共通化することで、低コスト化（設備投資額削減）が可能となります。

• 従来マフラー

  車種ごとに合わせた個別のマフラーを設計

  

• モジュラーマフラー

  ①数種類の機能別標準マフラーを設計

  

  ②車種ごとに最適な機能別マフラーを組合せ

  

  設計時間短縮、マフラー種類と生産設備の低減

小型消音デバイス（スマートレゾネーター®）

電動車の航続距離向上に向けた車両床下の電池部品大型化やCO₂排出量の削減に貢献するため、本製品の開発に取り組んでいます。
バッテリーや周辺部品への熱害対策をしつつ、高効率な消音によりマフラーの小型化・軽量化・静音化で多彩な電動車のレイアウトに対応し、車両や環境に貢献していきます。

次世代ホットエンド

環境負荷物質低減のため、排気ガス中の微粒子を捕集・除去するGPF^※や、触媒を含めたシステムの浄化機能向上を実現するため、本製品の開発に取り組んでいます。
具体的には、触媒早期暖機の方策として触媒をエンジンに近い上流へ配置します。限られた搭載スペースでガス流れをコントロールし、浄化性能を向上させる技術開発を進めるとともに、触媒の薄肉化による強度低下に対応する新工法を開発中です。

※ GPF(Gasoline Particulate Filter) ... 直噴エンジンを搭載したガソリン車両の排気ガスを処理するフィルター