フタバグループは、これまで培ってきた成型・接合・消音・熱マネジメント等のコア技術を活かし、「環境」「安心」「豊かな生活」を世界のより多くの地域にお届けできる製品を生み出しています。
ボデー部品
フロントピラーアッパアウタ
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キャビン最前面の左右に位置し、ガラスやルーフを保持している部品です。
衝突時に乗員の生存空間を確保するため、高い強度が求められ、また、乗員の視界確保に寄与しています。
フロントピラーロアアウタ
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左右のフロントドアを締結している部品です。
衝突時に乗員の生存空間を確保するため、高い強度が求められます。
カウルアッセンブリ
- フロントガラスの下部にあり、左右のピラーを連結している部品で雨天、排水時の雨樋の役目があります。
ボデーの左右剛性にも寄与しており、操舵性向上に貢献しています。
ホイルハウスインナー/アウターサブアッセンブリ
- リアタイヤ部の車室内外を分ける中規模組立部品です。
走行時のサスペンションからの入力を支えたり、タイヤ音の他、室外からの音を入りにくくする等、快適性向上に貢献しています。
リアフロアサイドメンバーサブアッセンブリ
- トランクフロアの左右にある中規模組立部品です。
走行時のサスペンションからの入力を支えたり、リアサスペンションを支える左右上下剛性を確保した部品です。
また、後方からの衝突時の乗員の生存空間を確保するため、高い強度が求められます。
内装部品
インパネリインフォースメント
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ダッシュボードの内部にあり、ステアリングやエアコンユニット、オーディオなどを支える部品です。
衝突時の乗員保護の機能も併せ持っています。
排気系部品
排気系システム
- エキゾーストマニホールド、触媒、センターマフラー、リアマフラーとそれらの間にあるエキゾーストパイプなどから構成され、排ガス温度や騒音の低減、有害成分の除去の役割を担うほか、自動車の静寂性や動力性能に大きく影響する最重要部品の一つです。
エキゾーストマニホールド
- エンジンから高温の排ガスを排気システム(触媒)に送り込む役目を果たします。
パイプの複雑な曲げ加工と優れた溶接技術によって排気経路を分割することにより、燃費向上に貢献しています。
ディーゼル排ガス後処理装置
- ディーゼルエンジンからの排ガスに含まれる粒子状物質(PM)を除去するフィルター装置をDPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルター)といいます。また、排ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を除去する触媒装置を尿素SCR(選択式還元触媒)といいます。
当社で生産するDPFやSCRは、乗用車・商用車・農機・建機・産業エンジンなど様々な車両に搭載され、排ガス規制はEURO6に対応します。
足回り部品
フロントサスペンションサブフレーム
- サスペンションアーム類、ステアリングラックケース、エンジンマウント等の取り付け点をまとめ、サスペンション全体をモジュール化してボデーに結合する部品です。衝突時には、さまざまな方向から大きな衝撃を受け止めるため、強度、剛性を高く保っています。
トレーリングアーム
- 前後方向の力を支え、加速、減速、および路面の凹凸に対する衝撃を受け止めます。
リアアクスルビーム
- 主に、小型車の前輪駆動(FF)車の後輪に用いられる部品です。
真ん中にあるビームと呼ばれる部材が姿勢を安定させる働きを持っています。
エンジンアンダーカバー
- エンジンの下側に搭載され、地面からの飛び石などからエンジンを保護します。
材質にはガラス長繊維入りの樹脂を使用しています。
燃料系部品
キャニスター
- 樹脂製の容器に、活性炭を充填させた製品です。
燃料タンク内部の圧力調整として、揮発ガソリンを放出する際に、本製品を通して有害成分を吸着し、クリーンエアーにして大気に放出させます。
各国の厳しい環境規制に対応した製品を開発しています。
フューエルインレットパイプ
- 給油口から、燃料タンクに燃料をスムーズに導くための部品です。
パイプ構造で、材質には鉄やステンレスを使用しています。
特に、ステンレスに電着塗装を施す独自技術で高い耐食性を持つ製品の生産もしています。