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建機(油圧ショベル)のCO₂回収実験を実施

 フタバ産業株式会社(本社:愛知県岡崎市、代表取締役:魚住 吉博)は、日立建機株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役:先崎 正文)と合同で、7月下旬に、日立建機ZERO EMISSION EV-LAB(千葉県市川市)で「車載CO₂回収システムを接続した建機(油圧ショベル)のCO₂回収実験」を実施しました。
その結果、12%のCO₂排出量削減効果を確認しました。(当社調べ、1日4時間稼働前提)
今後さらなる性能向上を目指して開発していきます。

 

■当システムの特徴

 ・当社が開発中の車載CO₂回収システムは、建機やトラックなどの内燃機関車への適用を想定しており、
    エンジン稼働時に排出される排ガス成分からCO₂を分離・回収することができます。
  ・当システムは、既存車両を改修し後付け搭載が可能ですので、新たに車両を購入する必要はありません。

 

■社会への貢献

 ・一般社団法人日本建設業連合会の「建設業の環境自主行動計画 第7版」によると、
    「軽油代替燃料または革新的建機の普及を前提として施工段階におけるCO₂排出量を2030年度に
    40%削減(2013年度比)」を目標に定めており、その目標達成に向けて一層の取り組み推進が
    求められています。(出典:https://www.nikkenren.com/kankyou/pdf/indep_plan_7_web.pdf
  ・そこで、当車載CO₂回収システムが効果的な削減方法の一つとして選ばれるように、開発を続けていきます。

 

■今後の活動

 ・2024年度中に、車載CO₂回収システムをさらに改良し、建機やトラックのCO₂回収実験を計画しております。
  ・東京大学をはじめとしたCO₂回収材料開発パートナー様や、建機においては実証パートナーである
    日立建機株式会社との連携を強化し、スピード感を持って、車載CO₂回収システムの開発を進めて参ります。

 

<オープンラボでのCO₂回収実験風景>                      <車載CO₂回収システム>

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