新着情報

農業向け「木質バイオマス燃焼式 光合成促進システム」の開発

 フタバ産業株式会社(本社:愛知県岡崎市、社長:魚住 吉博)は、農業向け「木質バイオマス燃焼式 光合成促進システム」を開発しました。

 

■当システムの特徴

 木質バイオマスの原料となる樹木は成長過程で大気中のCO2を吸収しているため、燃やしても大気中のCO2濃度に影響を与えないカーボンニュートラル燃料とされています。
  当社は、木質バイオマスの燃焼ガスから、ハウス栽培で問題なく使えるレベルの安心、安全なCO2を取り出し、農作物の光合成を促進するシステムを開発しました。(特許出願中)
  従来の化石燃料(灯油、ガス)を使用する燃焼式CO2発生機の代替技術として期待できます。

 

■社会への貢献

 農林水産省が策定した「みどりの食料システム戦略」が目指すゼロエミッション施設園芸の実現に貢献する技術であり、化石燃料を使用しない施設園芸に完全移行するために、木質バイオマスの利活用技術の確立は極めて有効な取り組みの一つと言えます。
  そこで当社は、木質バイオマスの高効率な燃焼、排ガス浄化技術で排ガス成分の安全性等の課題を克服し、人に優しく、地球環境にも優しい次世代の光合成促進システムを提案します。

 

■今後の活動

 ハウス内の作業者への安全性評価、農作物への生育の効果を農業試験場等の公的研究機関と連携し、検証を行い、早期の実現化を目指します。

 

<開発した「木質バイオマス燃焼式 光合成促進システム」>

 

光合成促進システム_実際の写真.png 光合成促進システムの図.png
<開発のポイント>

 

光合成促進システム_強化型二次燃焼の図.png 光合成促進システム_浄化タンク.png

 

---本件に関する問い合わせ先---

 担当:技術本部 先行開発部カーボンニュートラル技術開発課 丹羽(TEL: 0564-56-1582)
  担当:総務部広報課 有我、梶尾(TEL: 0564-31-2211)