2022.11.21
レクサス新型「RX」に当社製品が採用
フタバ産業株式会社(本社:愛知県岡崎市、社長:魚住 吉博)の製品が、11月18日発売のトヨタレクサスブランド 新型「RX」に採用されました。
今回採用された主要製品
① 中規模アッセンブリのボデー部品
② 世界初の新工法※により、鉄とアルミを接合した「インパネリインフォースメント」
その他、排気系システム、エキゾーストマニホールドが採用されています。
当社は、これからも環境・社会課題の解決を目指し、培ってきた「技術開発力」と「モノづくり力」を活かして、「安全・環境技術」を提案し、モビリティをコアに社会へ貢献していきます。
■ボデー
中規模アッセンブリのボデー部品(下図の黄色箇所)が採用されました。
また、当車種で採用されたダッシュロアクロス(下図の赤色箇所)は、従来ホットスタンプ加工で作っていましたが、今回は冷間プレス加工にて作っており、加工工程のCO2削減に貢献しています。
(下図の青色箇所は、今回採用のその他ボデー部品)
■インパネリインフォースメント
従来の鉄に加え、運転席側に大型アルミダイキャストを採用したことにより、操舵性を向上させたインパネリインフォースメントで、日本車で初めて採用されました。
※ 当製品における新工法
当製品では、フローフォーム接合*という方法により、鉄とアルミという異なる母材を接合することに成功しました。
当接合方法は、一般的には板状の2部品を接合時に、反対側を押さえながら、片側からの接合を行いますが、当社は、パイプ状の2部品を接合時にパイプ内側を押さえることなく、片側からのみ接合する新工法を確立しました。
この新工法によりパイプに穴をあける、もしくは、ナットを付ける等の前工程を実施することなく、異材パイプ2部品を接合することが可能になりました。
当工法は、世界初であり、特許(第6606110号)を取得しています。
*フローフォーム接合について
ネジを押し込みながら回転させることにより、摩擦で母材を加熱し、半溶融状態でネジを貫通させ、冷えて固めることにより、異材接合を可能にする接合方法です。