基本的な考え方
従業員一人ひとりがライフステージに応じて自分の働き方を選択できる環境整備に取り組んでいます。ワークライフバランスを重視しながら、やりがいをもって働けるよう支援しています。
仕事と育児・介護の両立支援制度
仕事と育児・介護の両立を支援するために、両立支援制度の充実と制度を利用しやすい職場環境づくりに取り組んでいます。 出産・育児に関する制度内容をハンドブックにまとめ、社内周知をはかるとともに、上司に対する理解活動も実施しています。制度の活用促進をはかり、育児期の従業員が働きやすい環境の整備を推進しています。また、介護に関する公的制度・サービスや会社制度の周知および意識啓発のため、労働組合と会社の共同で「介護ハンドブック」を作成し、全社員へ配布しています。
出産・育児 | 介護 | |||||||
妊娠~出産 | 1歳 | 2歳 | 3歳 | 小学校 入学 |
小6 修了 |
高3 修了 |
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休職 |
配偶者の
出産時休暇 産前産後休暇
育児休職(満2歳まで) |
介護休職
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休暇 |
子の看護休暇 |
子の学校行事休暇 あんしん休暇 ※子の年齢に制限なし |
介護休暇
あんしん休暇
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勤務 |
時間外労働の免除 深夜労働の免除 在宅勤務制度 ※子の年齢に制限なし フレックスタイム制度(コアタイムなし)※子の年齢に制限なし |
短時間勤務制度 |
短時間勤務制度
時間外労働の制限
深夜労働の免除
在宅勤務制度
フレックスタイム制度
(コアタイムなし) |
主な両立支援制度内容
制度 | 内容 |
育児休職 | 子どもが満2歳まで休職の取得可能 |
育児短時間勤務制度 | 子どもが小学校6年生を修了する3月末までの期間、1日の所定労働時間を最大で2時間短縮が可能 (フレックス勤務も可能) |
介護休職 | 対象家族1人につき、通算365日取得可能(3回まで分割取得可能) |
介護短時間勤務制度 | 対象家族1人につき、最初の制度利用から3年間で回数制限なく取得可能 |
あんしん休暇 | 失効する年次有給休暇を最大20日まで積み立て、私傷病、看護、育児、介護のために使用が可能 |
在宅勤務制度 | 間接部門を対象に、終日または1日の一部を自宅で勤務することが可能 |
育児休職取得率(単体/組合員)
年度 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
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男性 | 0% | 6% | 11% | 35% | 66% |
女性 | 100% | 86% | 95% | 121% | 79% |
※過年度に出産した女性従業員または配偶者が出産した従業員が、当事業年度に育児休業を取得することがあるため、取得率が100%を超える場合があります。2023年度の女性の取得率については、2023年度に出産した女性従業員の100%が育児休業を取得しましたが、当事業年度末に出産した場合、翌年度の取得となるため、取得率が100%を下回っております。
年次有給休暇の取得状況
年次有給休暇の取得推進のため、取得日数の目標を設定し、取得状況のフォローを労使で毎月行っています。また、3日連続年休取得制度を設け、心身ともにリフレッシュできるよう、まとまった休暇(土日と合わせて5日間の休暇)の取得を推進しています。
平均有給休暇取得日数(単体/組合員)
年度 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
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日数 | 17.5 | 17.9 | 19.4 | 18.6 | 18.5 |
総労働時間の状況
年度初めに計画を作成のうえ、月次で実績フォローを行い、時間外労働の低減に取り組んでいます。事技間接部門ではIT環境の整備や在宅勤務の導入等の働き方改革を推進しています。時間外労働に関しては、毎週水曜日を「ノー残業デー」とし定時退社を推進しています。また、一部の従業員への負荷の偏りを課題認識し、負荷の平準化に向けた取り組みを進めていきます。
月平均時間外労働時間(単体/組合員)
年度 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
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時間 | 22.5 | 20.4 | 21.4 | 19.3 | 21.2 |
オフィスのフリーアドレス化
コロナ禍による在宅ワークの普及に伴い、従業員同士のコミュニケーション不足が、当社全体で課題となっていました。従業員同士の属性の区別なく、心身がリラックスできる職場を作るため、2023年度から3年間の計画でオフィスの環境整備を実施しています。その結果、従業員からは「コミュニケーションの活性化につながった」といった声や、「環境の変化により業務品質が向上した」といった意見が寄せられています。
労使関係
フタバ産業では、労使相互信頼・相互責任を基盤として、企業の繁栄と働きがい・働きやすさの向上を目的に、健全かつ公正な労使関係を築いています。労使間のコミュニケーションでは、労使協議(1回/年)や労使懇談会(2回/年)、各工場で開催する工場懇談会(毎月)等、労使が本音で議論する機会を設けています。