「全員活躍」によるグローバルでの経営戦略達成に向けて
2030年に目指す姿を踏まえた中期経営方針として「選ばれる会社、勝ち抜く会社に向けた強化、真のグローバル企業への取り組み強化、持続可能な企業基盤の強化」を掲げています。中期経営方針における事業施策のさらなる推進、そして、当社が大切にしてきた「環境」「安心」「豊かな生活」という3つの提供価値の実現には、人材が重要な事業基盤であると認識しています。
そこで、人材に関する基本的な考え方として「全員活躍」を掲げました。「一人ひとりの強み」×「働きがい」×「チャレンジ」を「全員活躍」実現の3本柱とし、「人材マネジメント戦略」「全員活躍に向けた人事制度改革」を推進することで、従業員一人ひとりが、適材適所でそれぞれの強みを活かし、挑戦・活躍・成長すること、会社の事業活動を通じて、社会の持続的成長に貢献することを目指しています。
人材戦略の推進体制と進め方
人材戦略会議
人材戦略の実現に向けて、経営トップを出席者とする「人材戦略会議」にて、具体的な課題や施策について、共有、議論するとともに、進捗状況のモニタリングを実施しています。これらの活動は、CSO(Chief Sustainability Officer)を責任者とし、国内外グループ各社の拠点長、人事機能と連携を取りながら進めています。
また、人材戦略会議の下に、「サクセッション・コミッティー」「人事制度改革推進会議」を設置し、担当領域の取り組みを推進しています。「サクセッション・コミッティー」は、グローバル、地域、拠点の単位で設置し、各地域、拠点の状況、課題に合わせた人材育成計画の検討と推進を行っています。「人事制度改革推進会議」においては、各施策の進捗や課題について検討しています。
グローバルガバナンスの向上に向けた人材マネジメント強化の取り組み
- フタバグループでは、日本本社の本部長以上のメンバーで構成されるGSC(Global Succession Committee)を運営し、グループ全体の経営に適した組織のあり方、グローバルガバナンス上の重要ポストを担う人材の選抜と育成を進めています。また、地域ごとに各社の経営幹部をメンバーとしたRSC(Regional Succession Committee)、LSC(Local Succession Committee)を開催し、各社 のサクセッションプランを企画・実行し、現地人材の計画的な育成に努めています。また、RSC、LSC で議論された内容はGSCと共有し、重要ポストへの現地人材の計画的な登用をはかっています。
人材マネジメント戦略の検討プロセスの全体像
戦略の実現に必要となる人材の維持・獲得に向けて、以下のプロセスにて、人材に関する課題を特定し、課題解決に向けた対応策を検討、実行していきます。