基本的な考え方と人権方針
企業憲章において、「私たちは、従業員の人格、個性を尊重し、 安全で働きやすい環境を確保するとともに、従業員のゆとりと 豊かさの実現に努めます。」と人権を尊重する基本方針を定めるとともに、すべての事業活動で関わる人々の人権尊重の重要性を認識しております。2023年7月には、「フタバグループ人権方針」を策定し、フタバグループの従業員や仕入先様に対して、人権尊重の実践を働きかけています。
また、従業員の人権意識向上に向けた教育・啓発を推進するとともに、人権デューデリジェンス(人権への負の影響を特定、予防、軽減するために実施されるプロセス)を実施しています。
ハラスメント防止に向けた取り組み
当社では、全社員に対して、毎年トップメッセージや職場でのハラスメント撲滅宣言、e-ラーニング等を実施し、ハラスメント防止に向けた活動に取り組んでいます。また、階層別教育(新任管理職、新任職制、新入社員、キャリア採用者等)においてもハラスメント教育を実施しています。
国内外グループ会社では、教育研修等の機会を通じてハラスメント防止の活動を実施しています。
サプライチェーンにおける人権尊重への取り組み推進
当社では、人権に配慮した調達活動を推進しています。人権尊重の取り組みについては、当社だけでなく、サプライチェーン全体で推進することが必要であると考え、「仕入先サステナビリティガイドライン」へ人権尊重に関する項目を織り込み、定期的な自己評価、是正のための継続的な取り組みを要請しています。
責任ある鉱物資源・原材料の調達についても、サプライチェーンにおける重要な問題として認識しており、仕入先様に要請するとともに、定期的に、グローバルでサプライチェーンを遡った紛争鉱物の使用状況調査を実施、把握しています。
人権の尊重(人権・労働)
仕入先様には、「フタバグループ人権方針」「仕入先サステナビリティガイドライン」の中で、人権尊重をお願いしています。
1.差別撤廃、ダイバーシティとインクルージョン
2.ハラスメントの禁止
3.児童労働の禁止
4.不法の移民労働・強制労働の禁止
5.賃金
6.労働時間
7.従業員との対話・協議
8.安全・健康な労働環境
相談・通報窓口
当社は、社内の問題の早期発見・解決のため、匿名で通報や相談ができる内部通報窓口「フタバヘルプライン」を設置しています。本社および国内グループ会社は、社内窓口に加えて、社外窓口を法律事務所に設置し、家族、退職者、主要な取引先の従業員等まで幅広く利用できます。海外グループ会社でも、国内と同様の体制を整備しています。通報対象は法令違反・社内規定違反で会社に与える影響が大きい事案としており、寄せられた通報について、専門部署と連携して事実関係を確認し、迅速な問題解決に努めています。