重要テーマ(マテリアリティ)は目指す姿を描き、その実現に向けて具体的な取り組み・目標・KPI・マイルストーンを設定しました。
各年度方針を通じて日常業務として、従業員一人ひとりまで落し込んでいます。
目指す姿
製品開発
- ●環境技術革新と自動車メーカーとの連携により、モビリティの「ゼロエミッション」と「カーボンニュートラル」を目指す
- ●ボデー構造開発力と生産技術力の強化・進化で自動車メーカーとともにクルマの軽量化によるCO2排出量の削減に取り組む
イノベーション
●コア技術をベースに、産学官や異業種パートナーとのコラボレーションにより、新たな価値を創造する
生産力
- ●全拠点でCO₂排出量の削減目標が設定され、環境負荷低減活動を計画的に実施し、その目標が達成され地球温暖化の抑制に貢献している
- ●全拠点でエネルギー、材料、副資材、水の使用・排出量、スクラップ量のミニマム化が推進されている
生産効率
- ●自らの仕事の意味を理解し、常に改善意識を持って、新たな技術や情報を活用したモノづくりで、生産性の向上にチャレンジしている
品質管理
- ●設計、生産準備、製造、物流等の各プロセスで品質をつくりこみ、2050年までにグローバル全工場で「不良ゼロ」を目指す
安全な職場管理
- ●全従業員の安全確保を最優先するという考えのもと、OHSMS体制(労働安全衛生マネジメントシステム)を構築、災害ゼロを目指す
サプライチェーン
- ●FUTABAの方針や活動を、サプライヤーの皆様にご理解いただきながら、サプライチェーン全体で協働し、SDGsのゴール達成を目指す
健康促進・人材活躍
- ●従業員一人ひとりが「明るく・楽しく・元気よく」働けるため、健康経営の取り組みをさらに進め、従業員の幸福度向上を目指す
- ●多様な人材を受け入れ、その能力を最大限に引き出し、活き活きと安心して働くことができる職場環境を実現する
地域社会への貢献
- ●事業活動を通じて、未来のモノづくりを担う人材を各国で採用・育成し、現地に根ざしたモノづくりと現地調達を促進することで、地域社会の雇用創出・収益還元に貢献する
- ●「良き企業市民」としての役割を果たし、地域社会から広く支持され、愛される会社を目指す
ガバナンス
- ●事業活動において発生するリスクへの迅速な対応だけでなく、事業継続に関するリスクの予防・軽減に取り組み、リスクの影響を最小化するとともに企業価値を高める
- ●取引関係者すべてにおいて、安心安全な情報のやりとりができ、不測の事態が発生しても対処・復旧できる体制を構築する
- ●高い倫理観を持った企業活動を通じ、法令や社会的規範を遵守するとともに、国際社会から信頼される企業市民を目指す
- ●各ステークホルダーとの良好な関係を築き、お客様に満足していただけるための製品を提供し続け、持続可能な成長と長期安定的な企業価値の向上をはかる
主な取り組み・目標・実績等
①持続可能な成長
重要テーマ(マテリアリティ)1. 環境にやさしいグリーンモビリティシステムの開発
- 主な取り組み
-
- ・排気ガス浄化技術と消音技術の開発進化
- ・製品の徹底的な軽量/小型化
- 主なKPI
-
・環境製品中、エコプロダクト認定製品の売上高比率
※2018年度比 - 2022年度実績
- 20.9%(見通し)
- 中長期のマイルストーン・目標
- 2025年度 20%
2030年度 50% - 関連するSDGs
-
重要テーマ(マテリアリティ)2. 軽量なボデー構造の追求
- 主な取り組み
-
- 超ハイテン化技術を活用した部品の軽量化
- ①材料生産時:材料使用量の低減
- ②部品生産時:冷間超ハイテンとホットスタンプの使い分け
- ③車両走行時:部品軽量化
- 主なKPI
-
・CO2排出削減量(t-CO2 /年)
※2020年度比 - 2022年度実績
-
- 合計 ▲4,216t-CO2 /年
- ①材料生産時:▲1,034t-CO2 /年
- ②部品生産時:▲ 697t-CO2 /年
- ③車両走行時:▲2,485t-CO2 /年
- 中長期のマイルストーン・目標
-
(t-CO2/年)
材料生産時 部品生産時 車両走行時 合計 2023年度 ▲331 ▲868 ▲754 ▲1,953 2025年度 ▲1,829 ▲4,561 ▲4,160 ▲10,550 2027年度 ▲3,314 ▲5,740 ▲7,540 ▲16,594 ※2020年度比
- 関連するSDGs
-
重要テーマ(マテリアリティ)3. 新たな価値の創造
- 主な取り組み
-
- ・電動化製品・CO2削減の技術開発/エネルギー多様化への対応
- ・農業分野向けの製品開発/脱炭素社会向けの新事業検討
- 主なKPI
-
・環境・社会課題を解決するイノベーションの創出
- 2022年度実績
- 研究開発中
- 中長期のマイルストーン・目標
- 2030年度 新製品をグローバル市場に投入
- 関連するSDGs
-
②持続可能な生産
重要テーマ(マテリアリティ)4. 地球温暖化・気候変動への影響を考えた"モノづくり"
- 主な取り組み
-
- ①日常改善・技術革新・再生可能エネルギー/クレジット等の活用
・空調熱源の燃料転換(電化)
・多種のインバータ化(省エネ) - ②再生可能エネルギーの活用促進
・太陽光発電の導入
・CO2フリー電力の購入
- ①日常改善・技術革新・再生可能エネルギー/クレジット等の活用
- 主なKPI
-
- ①工場のCO2排出量削減率 ▲3.0%/年
※単体 2013年度比、グループ会社 2019年度比 - ②再生可能エネルギーの利用実績率
※2020年度比
- ①工場のCO2排出量削減率 ▲3.0%/年
- 2022年度実績
-
- ①単体 ▲41.4%
- ②単体 幸田工場4号棟の太陽光発電運転開始 2022年8月~⇒44万Kwh相当発電
単体 非化石証書購入(単体総電力量1%相当分:130万Kwh)
- 中長期のマイルストーン・目標
- ①2030年度 単体 ▲50%以上、グループ会社 ▲33%
- 関連するSDGs
-
重要テーマ(マテリアリティ)5. 廃棄物削減・省資源・リサイクル推進で循環型社会に貢献
- 主な取り組み
-
- ①鋼材使用量削減...材料歩留りの向上(スクラップ代の見直し)
- ②油類使用量削減...バッテリーリフト・エレカ・AGVへの切替え、加工油の濾過・再利用
- ③産業廃棄物排出量削減
- ④不良廃却量削減...工程内廃却低減活動(廃却ロスのミニマム化)
- 主なKPI
-
- ①鋼材使用量削減率 ▲0.5%/年
- ②油類使用量削減率 ▲1.0%/年
- ③産業廃棄物排出量削減率 ▲1.0%/年
- ④不良廃却金額削減率 10年で1/10化
- ※①②2019年度比(加工高百万円当たり)③2019年度比(総量) ④2020年度比(総量)
- 2022年度実績
-
- ①単体 ▲1.6%
- ②単体 ▲29.9%
- ③単体 ▲10.3%
- ④単体 ▲50.5%
- 中長期のマイルストーン・目標
-
(%)
鋼材使用量削減率 油類使用量削減率 産業廃棄物排出量
削減率不良廃却金額減率 2025年度 ▲3.0 ▲6.0 ▲6.0 ― 2030年度 ▲5.5 ▲11.0 ▲11.0 ▲90.0 ※鋼材使用量削減率および油類使用量削減率...2019年度比(加工高百万円当たり)
産業廃棄物排出量削減率... 2019年度比(総量) 不良廃却金額削減率...2020年度比(総量) - 関連するSDGs
-
重要テーマ(マテリアリティ)6. グループ・グローバルで環境マネジメントを推進
- 主な取り組み
・ISO14001認証の全生産拠点取得
- 主なKPI
・全生産拠点のISO14001認証取得率
- 2022年度実績
- 96%
- 中長期のマイルストーン・目標
- 2024年度 全生産拠点の取得完了
- 関連するSDGs
-
重要テーマ(マテリアリティ)7. 生産・業務の効率化による生産性向上
- 主な取り組み
-
- ・TPS導入活動(省人化・効率化・出来高向上)
- ・構内物流改善活動
- ・予防保全活動
- 主なKPI
-
・生産性の向上率 +3.0%/年
※2020年度比 - 2022年度実績
-
単体 99.1%(目標:2020年度比106%)
※新型コロナウイルスの減産影響による目標未達 - 中長期のマイルストーン・目標
-
2025年度 +15%
2030年度 +30% - 関連するSDGs
-
重要テーマ(マテリアリティ)8. 製品・サービスの品質向上
- 主な取り組み
-
・IATF16949またはISO9001認証の全生産拠点取得
- 主なKPI
-
・全生産拠点のIATF16949またはISO9001認証取得率
- 2022年度実績
- 73%
- 中長期のマイルストーン・目標
- 2025年度 全生産拠点の取得完了
- 関連するSDGs
-
重要テーマ(マテリアリティ)9. 安全第一の職場づくり
- 主な取り組み
-
- ・安全衛生教育の仕組みづくりと実施
- ・リスクアセスメントの再構築(工場)
- ・労働安全衛生マネジメントシステムの構築
- ・既存設備および号口生産前の設備点検
- ・組立設備/プレス設備の規定&安全基準の定期見直し
- 主なKPI
-
- ・年間労働災害件数および災害度数率(災害件数/延べ実労働時間数×100万)
- ※対象災害:
国内12拠点は不休災害(休業・障害災害はゼロ)
海外15拠点は不休・休業・障害災害 - ※重大災害:
全拠点でゼロ継続
- 2022年度実績
-
国内12拠点
・労働災害 16件
・災害度数率 1.39 - 中長期のマイルストーン・目標
-
国内12拠点 労働災害 災害度数率 2025年度 10件以下 1.00以下 2030年度 6件以下 0.60以下 - 関連するSDGs
-
重要テーマ(マテリアリティ)10. 持続可能なサプライチェーンの構築
- 主な取り組み
-
- ①仕入先によるCSR方針・グリーン調達方針の確実な実施
- ②仕入先への品質/ 安全等支援/体制整備
- ③仕入先による使用資源の把握とミニマム化
- ④仕入先SDGs活動事例の展開と共有
- 主なKPI
-
③仕入先のCO2排出量削減率 ▲3.0%/年
※2021年度比 - 2022年度実績
-
③単体仕入先 ▲6.0%
- 中長期のマイルストーン・目標
-
③2030年度 単体仕入先 ▲27%
- 関連するSDGs
-
③持続可能な経営基盤
重要テーマ(マテリアリティ)11. 健康経営の推進
- 主な取り組み
-
①健康生活習慣の定着に向けた具体的な支援
- ❶有所見の改善に向けた積極的支援
- ❷禁煙化の推進
②メンタル不調者の低減
- 主なKPI
-
- ❶BMI 25以上の割合
- ❷男性喫煙率
メンタル不調者(1ケ月以上休務)の割合指数
※2020年度比 - 2022年度実績
-
- ❶30.2%
- ❷34.1%
1.23
- 中長期のマイルストーン・目標
-
健康生活習慣の定着に向けた具体的な支援 メンタル不調者
(1ケ月以上休務)
の割合指数BMI 25以上の割合
男性喫煙率 2025年度 25.0% 33.1% 0.61 2030年度 20.0% 27.8% 0.41 - 関連するSDGs
-
※グループ会社は独自に目標を設定
※「主なKPI」、「2022年度実績」、「中長期のマイルストーン・目標」については、単体としています。
重要テーマ(マテリアリティ)12. 地域社会への貢献と共生
- 主な取り組み
-
①事業活動
地域社会の雇用創出・収益還元
②社会活動
重点3分野のグローバル展開
(環境保全・地域活動・人づくり) - 主なKPI
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全グループ会社の事業計画達成
重点3分野のグローバル貢献
- 2022年度実績
-
全グループ会社の事業計画推進
重点3分野のグローバル実施
主な活動: 地域の学校施設の営繕・改修工事、被災地への支援、小学生へのモノづくり教室
- 中長期のマイルストーン・目標
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年度毎の全グループ会社の事業計画達成
全拠点で推進体制・制度が整備され、
従業員の自主的活動が定着している状態 - 関連するSDGs
-
※グループ会社は②重点3分野の中で、独自に目標を設定
重要テーマ(マテリアリティ)13. 多様な人材の活躍と人材育成
- 主な取り組み
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①多様性の促進
- ・女性活躍の推進
- ・新規採用者多様性の向上
②働きやすい職場づくり
・ワークライフバランスの向上
- 主なKPI
-
- ❶女性管理職比率
- ❷新卒事技職女性採用比率
- ❸障がい者雇用率
- ❶年次有給休暇取得日数
- ❷離職率
- 2022年度実績
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- ❶1.1%
- ❷19.4%(2023年4月入社)
- ❸2.7%
- ❶18.6日
- ❷2.5%
- 中長期のマイルストーン・目標
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- ❶2025年度 3%/2030年度 5%以上
- ❷2025年度 20%/2030年度 30%以上
- ❸法定雇用率超え(2022年度の法定雇用率:2.3%)
- ❶2025年度 18.5日以上/2030年度 20日
- ❷2025年度/2030年度 2%以下を維持
- 関連するSDGs
-
※グループ会社は独自に目標を設定
※「主なKPI」、「2022年度実績」、「中長期のマイルストーン・目標」については、単体としています。
重要テーマ(マテリアリティ)14. ガバナンス
- 主な取り組み
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①リスクマネジメント
- ❶業務品質向上活動(機能・プロジェクト・製造)の推進
- ❷DXを踏まえた情報セキュリティを守る組織・インフラと復旧体制整備
- ❸機密管理の推進体制整備、ATSG要求の達成
②企業倫理/コンプライアンス
より高いレベルで事業活動に関連する法令の遵守状況が確認できる体制・仕組みの構築
- 主なKPI
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- ❶業務品質向上活動の進捗率
- ❷CSIRT体制整備率、SOC導入率
- ❸機密管理の推進体制整備率、ATSG要求の達成率
ー
- 2022年度実績
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- ❶85%
- ❷CSIRT 100%(体制整備完了)
SOC 国内 75% / 海外 44% - ❸機密管理推進体制 100%(2021年度完了)
ATSG 単体 81%/国内 49%/ 海外 57%
国内 実施状況のモニタリング・フォロー完了
海外 改訂への体制整備完了
- 中長期のマイルストーン・目標
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- ❶2023年度 業務品質向上活動の完了、運用開始~定着化
- ❷CSIRT 2022年度 100%
SOC 国内 2023年度、海外 2024年度 100% - ❸ATSG 国内 2023年度、海外 2025年度 100%
国内 2022年度 実施状況のモニタリング・フォロー
海外 2022年度 改訂への体制整備
2023年度 実施状況のモニタリング・フォロー - 関連するSDGs
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