RIKEJO PROFILE / WORKS
若手から重点事業の
開発に携わっています!
ボデー開発部
Fuka Minami
南 風香
超ハイテン材を用いたボデー部品の冷間プレス技術・工法を開発することが私の仕事です。燃費向上と車体軽量化のため、それらを両立できる超ハイテン材をボデー部品に使うことが増えています。欧州を中心としてホットスタンプでの加工が多いですが、よりCO2排出量が少なく生産性が高い冷間プレスで加工することに私たちは挑戦しています。冷間超ハイテン材は硬いため、成形する際にワレやシワが発生することが多く、目標の形状にするには加工工程に様々な工夫が必要になります。そのため、何ヶ月もかけて成形シミュレーションを繰り返し行い工法の検討をします。根気が要りますが、最初は「こんなの加工できるのか?」と思うような状態だった部品を目標の形状にすることができたときにとても達成感を感じます。自分がずっと検討してきた金型でトライをし、実際にモノができるととても感動します。
正直、最初は不安でした…。
男性がほとんどの技術職の中で本当に働いていけるのか?という不安がありました。就活前は、配属された部署に男性しかいなかったら嫌だな…と思っていたのですが、実際入ってみると技術職の女性の先輩が何名かいて安心しました。女性同士話が合いやすいので、先輩と仕事以外の話もできて毎日楽しいです。女性が男性と比べて少ないからこそ、他部署の女性の先輩から声をかけてもらえることもあり、部署など関係なしに人間関係が広がりやすいのもいいところだと思っています。男性ばかりの中でも意見を尊重してもらえる空気があるので、もし同じ部署に女性の先輩がいなかったとしても、心細さを感じることはなかったのではないかと思います。重い部品を運ぶときなどは男性と比べると力がないので不利になりますが、そのときも気遣って手伝っていただけることが多く、女性だからと言って困ることは無いように感じます。
幅広い知識を持った技術者を目指して将来は育児と両立したい!
幅広い知識をもった技術者としてキャリアアップを目指したいという思いがあります。そのためには、まずは数年かけて今の部署の仕事を身に着け、その後他部署のことや自動車全体の知識も蓄積していく必要があると感じています。しかし、プライベートではいつか出産や育児を経験したいという夢もあります。育児休暇中は仕事ができなくなるため、男性と比べて遅れをとってしまいます。その遅れは女性としてしょうがないことだと思っていますが、私は育児休暇後に復帰しても、男性と同様に仕事を頑張り続ける技術者でありたいなと思っています。フタバでは、時短勤務やフレックスタイム制度を利用して育児と仕事を両立されている女性社員の方がたくさんおり、制度を利用すれば仕事を続けられる環境がありますので、育児中であっても仕事をあきらめずに、長い年月で見てキャリアを積み重ねていきたいと考えています。
自分がやってみたいことをやらせてもらえてやりがいがあります!
私は入社してすぐに自分の担当部品を持ってプレス工法の検討を行いました。シスターの先輩に助けてもらいながらの検討でしたが、CADや解析の操作に慣れていなかったり、期限が短くて大変な思いをしました。日常業務もまだ覚えきっていない状態で当時はかなりハードに感じましたが、そのおかげで最初の2か月半で業務が色々わかるようになり、後の検討もスムーズに進められるようになって結果的によかったなと思います。現在1年目でプレスの解析をほぼ一人で進められるようになり、「こんな形状にしたらよくなるかも」というアイデアをどんどん試せるような状態です。困ったときは先輩や上司からのアドバイスがもらえ、自分がやってみたいことをやらせてもらえる雰囲気があり仕事のやりがいをとても感じています。